滋賀県の巨樹
ちょっと古いのですが、滋賀県内を走り回っていた時に、ちょっと暇を見つけては、大木を中心とした写真を撮っていました。そんなのをまとめてみました。
高島市マキノ町メタセコイア並木
所在:高島市マキノ町(2008/4/5)
所在:高島市マキノ町
高島市マキノ町の栗園のなかの道路に延長2.4km、約500本のメタセコイア。
この並木は1981年にマキノ町の果樹生産組合が植えられたのが始まりだそうですが、いまではすっかりマキノ町の名勝となっています。
1994年読売新聞の「新・日本の街路樹百景」に選定され、より有名になったそうです。
多賀大社のけやき
通称:女飯盛木(おんないいもりぎ)
所在:多賀町大字多賀924番地
幹周9.75m-樹高15m,樹齢300年以上
通称:男飯盛木(おとこいいもりぎ)
所在:多賀町大字多賀864番地
幹周6.32m-樹高15m,樹齢300年以上
滋賀県指定自然記念物
多賀町のキリンビール工場の東側にある田園地帯のまん中に2本の大木があります。
元正天皇(715-724)の病気平癒祈願にケヤキで杓子が作られたさいに、その残りの枝を地に挿したものが大木になったとのことです。東側の木を男飯盛木、西側の木を女飯盛木と呼ばれています。(2007/6/11)
慈眼寺のスギ(金比羅さんの三本杉)
名称:慈眼寺のスギ(金比羅さんの三本杉)
滋賀県指定自然記念物
名称:慈眼寺のスギ(金比羅さんの三本杉)
所在:彦根市野田山町291番地
幹周5.1m-樹高38m,幹周5.1m-樹高40m,幹周4.1m-樹高24mの3本,樹齢1200年(伝承)。
とにかく、この杉の大きさに驚かされます。カメラをどう構えてもファインダーの中に入りません。
地元では金比羅さんの三本杉として親しまれているとのことです。(2007/4/20)
深堂(ふかどう)の郷 畑のしだれ桜
≪由来≫ しだれ桜の説明板には次のようにありました
畑(はた)の地名は発田(墾田の義)から起こったという。
この桜は都の原産といわれ、文献によれば平安後期平家滅亡の折身寄りの人たちが都落ちの際、都を忍ぶために桜を持ち帰り植えたと言われ、都しだれとも言われている。
また深堂の郷の由来は、(深堂山遍照院西光寺)号する寺を織田信長の焼き討ちにあい再建されたのがこの地であり、その時の記念樹として植えられたという説がある。
又一説には江戸時代初期、徳川家康が江戸と京都を行き来する折、刺客を避けるため、伊賀から多羅尾、小川、柞原(ほそはら)から畑を通り田上不動寺を越えて瀬田、
京都への道(徳川家康隠密街道と言われている)を往来したといわれている。
畑で休憩された所に桜を植えられたというのがこのしだれ桜であると言う説もある。
江戸初期から400年になることから樹齢400年といわれているのである。 4世紀以上も美しい花を咲かせ、この小高い丘の上より我が郷を見守り続けてくれたのである。
甲賀市指定文化財(天然記念物) 畑しだれ桜保存会 (2007/4/15)
百済寺の菩提樹
菩提樹の花
湖東三山の百済寺の菩提樹です。
夏になると、白い花だ咲き、いい香りが漂います。するとこの香りに、虫がいっぱい集まってきてにぎやかになります。
ジャガイモの花
じゃがいもの花です。
「じゃがいも」のことを「ばれいしょ」ともいいますが、これは中国語で「馬鈴薯」というそうです。この漢字を日本語読みで「ばれいしょ」と読んで=「じゃがいも」 となったという説です。
牧野富太郎博士は「じゃがいも」と「ばれいしょ」は全く違う植物といっています。(2008/5/21)
南花沢・北花沢のハナノキ
通称:南花沢ハナノキ 所在:東近江市南花沢
幹周5.15m-樹高15m,樹齢400年
通称:北花沢ハナノキ
所在:東近江市南花沢
その昔、聖徳太子が百済寺建立に際し、仏法が末永く隆盛することを願って、植えられたという信仰から尊びおそれられ、また病気平癒、安産の神として広く信仰されています。
かえで科に属し、3月彼岸のころ、葉よりも先に梅の花に似た深紅色のはなをつけることから「花の木」と呼ばれています。
雌雄異株の老大木で、地元の方々から大切に保存されています。 また、大正天皇が滋賀県にお出の際、大変興味を持たれ、苗木2鉢を献上したとのことです。
南花沢・北花沢の両ハナノキは天然記念物として国から指定されています。(2007/6/11)
甲賀町櫟野寺のまき
名称:櫟野寺のマキ
所在:甲賀市甲賀町櫟野
樹高12.5m-幹周2.5m,樹齢推定1200年
793年天台宗開祖の最澄が比叡山根本中堂の建設用材を求めて、この地のイチイの巨木林を訪れたとき植樹したのがこのマキの木であると櫟野寺に伝えられています。
この寺には、イチイの大木がありましたが、今はその株だけが残っています(2007/5/18)
三大神社の藤
滋賀県指定自然記念物
名称:三大神社の藤
所在:草津市志那町吉田
品種:ノダフジ
樹齢:約400年。
この藤は、花房が2m近くになり、地面に擦れるほど垂れ下がることから「砂擦りのふじ」とも呼ばれています。4月下旬から5月上旬が見頃です。(2007/5/8)
草津市最勝寺のツバキ
高さ9m、 樹幹周囲126cm+70cm(二又)
樹齢約350年。
草津市川原2丁目の真宗寺院最勝寺にあるツバキです。
このツバキは熊谷(クマガイ)という品種で、本種の母樹とされる京都・法鏡寺のものをしのぐ大きさを誇っており、この種の中では日本最大だそうです。たいへん大きな一重の花が咲きます。(2007/4/19)
草津市山田まちづくりセンターのイチョウの木
草津市の山田まちづくりセンター敷地に、大きなイチョウの木があります。
秋の紅葉シーズンになりますと、みごとな黄色にそまります。青い空に黄金のイチョウ 見事なコントラストを見せてくれます。
でもこのあと、すごい落ち葉の量で、掃除に泣かされます。(2013/11/22)