山田学区社会福祉協議会

令和2年度 新型コロナウイルス感染防止対応の新しい活動

 去年度の3月から、新型コロナウイルス感染防止のため、地域においてもすべての活動が停止したままとなっていました。 今年度6月になり、ようやく活動もウイルス感染防止に最大限の配慮を行いつつ、活動を再開する方向となっているところです。
 地域福祉活動は、もともとお互いに顔を合わせ、語らい、あるいは一緒に作業をして、そこから絆が繋がり、地域の安心感と安らぎが紡がれていくものと思います。ところが、新型コロナウイルス感染防止のためには、従来の活動手法そのものが「だめ」ということになりました。
 こうした中で、手探りながらも、新しい活動手法が生み出されてきています。今般、これらを少しづつ積み上げ、今後の活動の参考になるかと思い、まとめています。

概要

・地域サロンの世話役様に 心温まるちょっと良いお話しを添えて、応援メッセージを出す。
・一人暮らし高齢者、高齢者だけの世帯に、同様の応援メッセージの手紙を出す。手紙は初回については郵送し、次回は 各町の福祉委員にお願いしたい。
・お家でサロン 希望される個人あてに、市社協の所有するビデオやDVDを貸し出す。 これは、地域サロンが再開されても、三密を避けるため希望者全員が参加できなくなる可能性も高く、サロンに出席できなかった方にも、お家でくつろいていただくための方法。 対象の方への伝達や貸し出しのとりまとめは、地域サロンの世話役にお願いしたい。
・非接触式電子体温計地域サロンに貸与し、サロンの出席者の体温管理に充てる。体温計の管理や体温管理のとりまとめは地域サロンの世話役にお願いする。また、電池などの消耗品は各サロンで負担をお願いする。
・各サロンに消毒用のアルコール(ポンプ付き)を支給する

地域サロンへの応援メッセージ

メッセージの概要

  今年度は、4月当初から、新型コロナウイルスに頭を押さえつけられて身動きできない状態が続いておりますが、皆の健康第一と、じっと我慢をしていただいているかと存じます。
 御活動いただいております地域サロンはもちろんのこと、社協の活動といいますと、お互いに顔を合わせ、語らい、あるいは一緒に作業をして、そこから絆が繋がり、地域の安心感と安らぎが紡がれていくものと思います。
 代表者の皆様はじめ、スタッフの方々もサロンのメンバーの暮らしに思いを馳せ案じておられることとおもいます。
 もうすぐに、様々な活動が再開されていくとは存じますが、6月1日からの学区のまちづくりセンターの貸館条件から推察いたしますに、本来の施設の定員の半分以下で十分の物理的距離を確保することを余儀なくされると想像されます。
 このような状況であるからこそ、今後の新しい絆づくりの方法や地域での支え合いの方法が生まれ、これまで皆様が築いてこられました活動がさらに進むことができますように、一緒に取り組んでいきたいと思っております。

添付したちょっといい話

 応援メッセージに添付しましたちょっといい話は、当HPにも上げています 「当事者支援とは」としました。

一人暮らし高齢者への応援メッセージ

 地域サロンへの応援メッセージと同様、お一人暮らし高齢者にも、メッセージをお送り致します。

お家でサロン

 令和2年度の当初から、新型コロナウィルス感染防止のため、すべての活動が停止していましたが、6月になりまして、少しずつ地域サロンもうごきはじめました。でも、マスクをして、ソーシャルディスタンスを確保してとかの条件があります。 こんなことから一気に従来の活動とはいかないかと思います。
 そこで、今般、「お家で地域サロン活動」を実施し、草津市社会福祉協議会の保有しておりますビデオやDVDが約90ほどありますので、これをを貸し出し、ご家庭で視聴していただき、くつろいでいただけたらとの思いでこの活動を始めます。
 このための仲介を、地域サロンの世話役の皆さんと、学区社会福祉協議会が協働で実施してまいります。

非接触式電子体温計を地域サロンに貸与

 草津市からの通知「地域サロン再開に向けた新型コロナウイルス感染症への対応について」について示されていますように、発熱者や咳のある方はサロンに参加しない、あるいは参加できない、 また参加者は活動の前後に、手洗いもしくは手指消毒用アルコールによる手指消毒を行いましょうと言っています。
 このようなことから、各サロンに於いてその対応を担保するため、非接触型体温計を各サロンに貸与します。これを使いますと、サロンに出席いただきました時に、個人個人に対し、額に向けてピーッと体温が測定できますので、大変手軽です。また、体温測定におっくうさを感じないでしょうし、各自の体調管理に資することができると思われます。
 また、各サロンに、手の消毒用ポンプ付きのアルコールを配布いたしました。右が配布した体温計、左が地域サロンでの使用例です。

第18回医療福祉を考える会議

 令和2年度の最初の医療福祉を考える会議を実施しました。

福祉委員会

 7月30日 平成2年度の福祉委員会を開催いたしました。例年、もっと早い時期に開催していますが、今年は、新型コロナウイルス感染防止のための非常事態宣言が解除され、人の集まりが少し緩和される時期を待ってのこととなりました。
 受付では、非接触型体温計で、ピッィート、発熱していないことを確認させていただき、ソーシャルディスタンスを確保するため、学校の席のように、みんな同じ方向を向いて、慣れない形のスタートとなりました。
 福祉委員の役割についてあらためて学ぶとともに、本年度の活動計画における福祉委員の活動分担を確認いたしました。ただ、今後の新型コロナの状況が分からないため、不安なスタートとなりました。

第19回医療福祉を考える会議

 令和2年度 第19回目の医療福祉を考える会議を実施しました。

一人暮らし高齢者バス旅行

 今年は、コロナ禍でのバス旅行となりました。バスに乗れる人数制限から10月28日(水)と11月4日(水)の2回に実施しました。28日は22名、4日は18名参加を頂き、両日とも全く同じ行程、料理で実施しました。
 マスクを付けて、バス乗車時に体温チェックを行い、アルコールで手を消毒し、バス2座席を1人で占用し、とにかく密にならないようにとのことですが、久しぶりに楽しい食事と温泉に浸かって少しはほっこり出来たかなと思います。 こんな形でも何とか実施できたことはありがたい事でした。

体温をチェックして・・・

大きなバスでゆったりと・・・

楽しい食事中・・・

食事中・・・

 山田学区の高齢化率は、市内の学区別で、いつも2位くらいの約30%と高い値を示しています。
 でも、一人暮らしの高齢者の全世帯に対する率は低く、このことは、子ども、孫と一緒の、三世帯が一緒に暮らしている家族が多いと言うことだと思っています。地域福祉的にはこの方が理想かなと考えています。
 友愛訪問は、毎年12月に1回だけのことですが、お一人暮らしの高齢者を訪問して、お菓子などを手渡し、安否を確認し、顔を繋ぐことが出来ればとの思いで実施しています。
 地域の福祉委員さんが訪問して、手渡ししていただいていますが、お菓子の賞味期限もあり、時間勝負といった面もあります。でも、お一人暮らしの方からは、楽しみにしていただいているようで、うれしいことです。

 令和3年1月21日、山田学区民生委員児童委員協議会と山田学区社会福祉協議会福祉委員との懇談会を開催いたしました。
懇談会ですから、みんなが互いに顔の見える座席配置が好ましいですが、コロナの中、ソーシャルディスタンスの関係から学校の教室みたいな机の配置でお願いいたしました。
 会議では、最初に、市健康福祉政策課に講演をお願いいたしました。 この概要は次のとおりです。
 今国では、地域共生社会の実現に向かっていろいろと言っています。地域共生社会とは、従来の制度や分野ごとの「縦割り」ではなく、あるいは、「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な団体が丸ごと繋がって、 住民の暮らしをや生きがいを創っていくいく社会のことを言います。
 また、健康福祉や子育てに関係する市役所各課の担当業務の概要と相談窓口についてのお話しをしていただきました。
 その後、民生委員児童委員とその協議会の活動、社会福祉協議会、福祉委員の活動に付いて簡単に説明して、質疑応答を兼ねて懇談しました。
 この懇談会は、まだ新しい事業で、令和元年度に続き2回目の開催となりました。

安心のバトン製作

 安心のバトンは平成24年から始めた活動です。安心のバトンは山田学区の民生委員児童委員協議会と学区社会福祉協議会とが共同で実施している活動の名前で、一般的には命のバトンと言われる救急医療情報キットを言います。
 安心のバトンには、本人の氏名や年齢の外に、緊急時の連絡先、かかりつけ医、普段に飲んでいる薬などを記した救急医療情報と、保険証のコピー、医療機関の受診カードのコピーなどを入れたケースのことを言います。 そしてこれを冷蔵庫に保管しておきます。
 救急隊が非常時にこれを見て、救急医療に活用することにしています。これは、まさに個人情報そのもので、普段は、このバトンンの所有者そのものが管理しますのでプライバシーの漏洩がなく安心していられます。
 今般、手持ちのバトンも無くなり、新たな配布が必要となってきましたので、新規に作成をしたものです。  安心のバトン希望の方は、担当の民生委員さんに相談してください。
 なんで冷蔵庫?: 救急隊員がすぐに救急医療情報キットを探し出す必要があります。そのための最適な場所が冷蔵庫なのです。ほとんどのお宅で冷蔵庫は台所にありますので、救急医療情報キットがどこにあるかすぐにわかります。