山田学区社会福祉協議会

山田学区の医療福祉を考える会議 (会議の位置づけや目的)

 山田学区では、高齢化率が30%を超え、今後もさらに高齢化が進むと予想されており、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、認知症の人など、支援を必要とする人の増加が見込まれます。
 こうした中、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、さまざまな課題があり、地域住民と医療や介護などの専門職が力を合わせて、地域の実情に応じた高齢者の生活を支える地域づくりを進めていく必要があります。
 医療福祉を考える会議は、地域の現状や課題を共有し、解決に向けて話し合う場であり、医療・介護サービスだけでなく、学区のさまざまな団体と連携しながら、高齢者の日常生活上の支援や介護予防など、 地域における支え合い活動を広げていくことを目的とします。 (この話し合いの場を協議体とよんでいます。 )
   ■開催主体  地域の団体、市社会福祉協議会(生活支援コーディネーター)、地域包括支援センター
   ■メンバー  各学区の実情、課題、取り組み内容に合わせて柔軟に選定(その都度、変更可能)
    【例】 まちづくり協議会、学区社会福祉協議会、民生委員児童委員等
        医師(地域の開業医)、介護サービス事業者、NPO法人、民間企業、
        ボランティア団体、地区担当保健師(市地域保健課)
   ■実施回数  各学区の実情、課題、取り組み内容に合わせて柔軟に開催(年2~3回程度

草津市が目指す地域包括ケアシステムの姿                 学区の医療福祉を考える会議の位置づけ
(以上、市地域保健課R4.4.1から)

医療福祉を考える会議の軌跡(過年度実績)については、こちらをご覧ください


今後の医療福祉を考える会議の進め方

 国では、地域福祉活動への期待は高いですが、制度・施策がしっかり提供されないと地域福祉活動で補完はできないし、肩代わりするものではない。地域福祉活動でしかできない課題解決策と制度・施策でしか解 決できないものがあるので、制度・施策がしっかり利用・選択ができることが大切である。
 そこで、制度・施策の状況を高齢者の暮らしの実態と照らし合わせながら、市民が制度・施策への理解を広げ、制度・施策を応援できる地域づくりを目的とします。
 また、制度・施策を地域で提供している事業所にアンケートを実施することで、現場の声を聴いて、地域で一緒に取り組める活動にも広げられたらと考えます。

Story1 駐車場問題から公的サービス応援地域をつくろう   ~気づいた時から始まる地域の歴史~   (第23回医療福祉を考える会議)

計 画  左の説明

1.「ピカッと草津」の取り組みについて

 〇 「ピカッと草津」の取り組む価値と意味:
   平均寿命・健康寿命・在宅化・ 事業所のアンケートについて
 〇 弱っている高齢者が増える( フレイル)…人とくらしのサポートセンター
 〇 在宅サービスの説明…地域包括支援センター
【全体司会:市社協】 【説明者:市社協・人とくらし・地域包括】
  1. 平均寿命・健康寿命・在宅化が進展する中で、全国的な問題である。訪問サービスの駐車場問題から公的サービスを受けやすい地域づくりを進める。
  2. 医療福祉を考える会議で「事業所の悩みで地域が解決できそうな困りごと」を駐車場問題からのアンケート結果からみんなで共有しよう。

2.事業所の声

 〇 本当に駐車場で困っているのか( 困っている場所アンケート具体例
 ・事業所1か所から話していただく

3.「ピカッと草津」を聴いてどう感じ・どう思いましたか フリートークワークショップ

 〇 どう感じたかワーク ~自由に語りいましょう~
  ①駐車場問題知ってましたか
  ②健康寿命と平均寿命で感じたこと     【参考資料滋賀県の長寿のヒミツ
  ③山田学区の認定者数・訪問サービス利用者数について
 ・進め方 まず①について、付箋に書き、順に出していきます。同じ内容の付箋は重ねて貼る。
  その後にフリートーク。②、③についても同様に進める。
  最後に○の中に、今日のフリートークをまとめる漢字一文字を決めてください。
  1. 各班のファシリテータ:人とくらしのサポートセンター・松原包括・市社協
  2. 「ピカッと草津」を聞いてみて感じたことをみんなで共有し。身近に起きている高齢者の困りごとを実感しよう。
 1.事業所と地域との関係性づくり
 2.駐車場問題を地域で取り組み、意識の高揚を図る
 3.行政・地域・専門職の連携した地域づくりを進める意識
 ※5~8班に分かれて実施し、事業所・専門職も各班にわかれます。

4.発表

 〇 ワークショップで出た意見をみんなで共有
 各班3~4分でファシリテータ(専門職)が話す

第23回医療福祉を考える会議  概要はこちら

  日時:令和5年6月29日(木) 13:30 から実施
  場所:特別養護老人ホーム えんゆうの郷
 会議参加対象者    全町内会長、全老人クラブ会長、まち協代表
 学区社協、民児協代表、福祉委員代表、 介護関係事業所
 人とくらしのサポートセンター、松原地域包括支援センター、市社協 計45名出席

 News Paperの発行

  会議の内容を広く広報するとともに、介護保険サービスについて地域の理解を広げましょう。  News Paperはこちらを参照ください

Story2 私たちだから探せる地域の宝物(駐車場)案  ~訪問サービス(施策・制度)応援地域として駐車場を探してみよう~  (第24回医療福祉を考える会議)

 介護保険サービスが必要な方に、ちゃんと届けられることが大切。サービス提供者にはどんな思いがあり、どのように頑張っているのかを知りましょう。
 地元の方たちだからこそわかる地域でできることを考え、介護保険サービスの地域理解を広げて行きましょう。
 《例:》 地域の理解、在宅訪問サービスの駐車場がない・・そこを助けてほしい。
   学区民の方々が安心して暮らし続けられるには・・応援できることは応援しよう
   「事業所からありがとう、学区サービス利用者からありがとう、地域でありがとう」を広げる。  
計 画  左の説明

 1.前回の振り返りと今日の物語

  前回ワークショップの報告
 ・司会・説明:市社協

 2.事業所と地域との心のパスポート 

 〇知っていそうで知らない事業所の声・・・困っている駐車場問題と地域に励まされたこと、お礼など
 〇地域活動家の駐車場問題について感じた思い・動いた心
 
 アンケートの回答をいただいた事業所から1事業所を選択
 地域の活動家を市社協から依頼

 3.地元だから分かる!ここどうだろう ワークショップ

 ①事業所の声を聞いて感じたこと
 ②困りそうな場所、道路(赤シール、赤色着色)
 ③地元だから分かる!ここどうだろう(駐車可能性のある場所に青シールを貼っていく)
 ④地域理解を広げるために地域でできること
 ・司会:市社協
 ・ファシリテータ:人とくらし、松原地域包括、市社協
 1.身近に感じてもらう
 2.気づく・実感してもらう
 3.地域でできることを考え形にしていく

 4.自分たちができるはじめの一歩を踏み出そう

 〇チラシとNews Paperを持っていける所に声掛けをしよう。
  「ここどうだろう」で出たところ以外にも隣近所、友人にNews Paperを配布し理解をひろげることが大切
 ・どれだけチラシ、News Paperをを地域にまき、理解を広められるかがポイント

 5.Story3への展開

 〇どれだけチラシ、News Paperを渡せるか、みんなで共有
 〇ワークショップで出てきた「できるかもしれない」を形にしていく。 → 地域助け愛応援駐車場

第24回医療福祉を考える会議  概要はこちら

  日時:令和5年11月14日(火) 13:30 から実施
  場所:特別養護老人ホーム えんゆうの郷
 会議参加対象者    全町内会長、全老人クラブ会長、まち協代表
 学区社協、民児協代表、福祉委員代表、 介護関係事業所
 人とくらしのサポートセンター、松原地域包括支援センター、市社協 計40名出席